Pine forest ~Longivety~ II
Pine forest ~Longivety~ II
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サイズ
約90cm x 約100cm x 約4cm
素材
絹(表地)、桐(木枠)、金箔
作品のストーリー
この作品に使用した帯は、100年以上前のアンティーク帯3点から採取したもので、それらを何十年も収納していたアンティークの桐タンスの木枠で額装してあります。
作品は、失われた伝統と忘れ去られたルーツを浮き彫りにしています。金色のラインは、陶芸の「金継ぎ」の概念に着想を得ており、割れた器を金色の接着剤で修復し、より美しく第二の人生を歩ませる技法です。
金継ぎのラインと、三本の帯すべてに施された長寿の象徴である伝統的な松の文様が相まって、伝統を蘇らせるという思想を表現しています。
時期、ストーリー
明治時代(1900年代初頭)
色や文様の解説
日本の伝統文化において、着物の松の文様はいくつかの象徴的な意味を持ちます。
- 長寿と力強さ:松の木は常緑樹として知られ、一年を通して緑を保ち力強い姿を見せます。この逞しさは、忍耐力、強さ、そして長寿を象徴します。日本文化では、長く繁栄した人生への願いと結びつけられることが多いです。
- 永遠の若さ:厳しい環境下でも緑を保つ松の特性は、永遠の若さと結びつけられます。そのため、着物の松の模様は若々しい活力と生命力を象徴します。
- 繁栄と再生:松の木が緑と生命力と結びつくことから、繁栄と再生の象徴ともなります。この象徴性は特に神道信仰において顕著で、樹木などの自然要素は生命を与える特性から崇敬されることが多いです。
- 守護と厄除け:歴史的に松の木には守護の力があると信じられ、災厄や悪霊から身を守るものとされてきました。そのため、着物に描かれた松の文様は、時に守護と幸運のお守りとして捉えられることもあります。
生地の特徴
袋帯は、日本の伝統的な着物に合わせる帯の一種です。最も格式が高く装飾的な帯の一つであり、未婚の女性には振袖(長袖の着物)、既婚の女性には黒留袖(半袖の着物)といった正装に合わせて着用されるのが一般的です。全体として、袋帯はその精巧な職人技、複雑なデザイン、そして格式高い優雅さから高く評価されており、日本の伝統的な正装に欠かせない要素となっています。
額について
桐たんす:着物の収納用引き出し付きたんすは、伝統的に桐材で作られます。桐は日本の着物の世界に深く結びついた、日本特有の素材です。
桐材は日本で最も軽い木材として知られ、自然な光沢、耐湿性、ひび割れへの強さが評価されています。古来より家具、たんす、楽器の製作に用いられてきました。
江戸時代には、防火性・防湿性・防虫性に優れた桐のたんすに大切な着物を収納するのが習慣となりました。
伝統的に、娘が生まれると桐の木を植えます。その娘が嫁ぐ際には、その木を切り倒し、その木材で嫁入り道具としてたんすを作るのが慣例でした。
1855年の安政の地震後、桐箱は耐火性に優れ、水に浮く特性から洪水時にも中身を守れるとして広く普及しました。
私は家具として使えなくなったアンティークの桐たんすを、作品の土台や額として再利用しています。これにより作品に伝統的な侘び寂びの趣がさらに深まります。
デコレーションアドバイス
壁に掛けるにはフックか鋲か釘が必要です。イーゼルに立てかけて飾ることもできます。お部屋の模様替え、新築祝い、プレゼント、大切な方へのお土産に最適です。
注意事項
すべての作品は、アンティーク、ヴィンテージの着物から作られています。そのため、生地には長期間の使用による痕跡や軽微な損傷がある場合がございます。傷や汚れがある場合は、商品ページに該当箇所の写真を掲載しておりますので、ご購入前にご確認ください。注意事項、キャンセル・返金ポリシーにつきましては、サイトフッターの返金ポリシーをご参照ください。
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